オリジナルタオルの製作は目的とシーンによって、選ぶものが変わります~○○にはどんなタオルが最適か、 その②~
2019年03月06日
一口にタオルと言っても、生地によって特徴は異なります。本記事では、前回の記事「シーン別に選ぶ最適なタオル生地その①」では紹介しきれなかったタオル生地の特長をご紹介いたします。タオルの印象は素材×生地でガラッと変わってきます。ビジネス用や部活・サークル用など、TPOに合わせたオリジナルタオルが発注・制作できると「仕事が出来る!」と太鼓判を押されるかも?
オリジナルタオルを選定する際のひとつの基準として読んでいただければ幸いです!
キレイなプリント柄にこだわりたい場合
シャーリング
パイル地表面の毛上部をカットしたものを、シャーリング生地と言います。上部の表面が平らになっているので、インクがのりやすいというメリットがあります。コンサートグッズやスポーツ観戦用タオルなどのプリントタオルとして重宝されている生地です。ビロードのような滑らかな肌触りとツヤ感があり、バスローブやインテリア製品・ホームウェアなどにもよく使用されています。
※フルカラープリントのご紹介
ここで、シャーリング生地との相性が非常にいいプリント製法のご紹介です。フルカラープリントは、通常のプリントとは異なり、写真等をそのままタオルに再現する事が可能です。写真やカラフルなイラストを忠実に再現したい場合は、フルカラープリントがおすすめです。染料インクを用いてプリントしますので、タオルの柔らかさを損なう事がありません。
厚みや高級感のあるタオルを用意したい場合
今治タオルブランド生地
言わずと知れた「今治タオルブランド」(通称:今治タオル)。名前自体がブランド価値のあるタオルですが、高級感があると言われるのは、決して名前が一人歩きしているわけではありません。吸水性・やわらかな手触り・脱毛率など厳しい基準をクリアしたタオルだけが「今治タオル」の称号を与えられるのです。ちなみに、先ほどご紹介したフルカラープリントは、今治生地もおすすめです。今治生地の魅力である柔らかさを残したままのプリントができます。(今治タオルブランド生地には基本的にプリントはしません。刺繍対応となります。)
ジャガード織り
縦糸と横糸を交差に織り込んで作るため、交差の具合を調整することで様々な模様を演出することができます。しっかりとした厚みと高級感のある仕上がりが特徴で、色の違う2色の糸を使えば、デザインをはっきり目立たせることができます。高い吸水性もあるので、スポーツタオルなどに人気の織り方です。
用途と特徴に合わせてベストなオリジナルタオル製作を
実に多くの種類があるタオル生地。それぞれの魅力や特徴とあなたの用途を重ね合わせて、ベストなオリジナルタオルを作っていただけると幸いです。
オリジナルタオルを作る際は弊社のタオルソムリエが、お客様に適したタオルをご提案させて頂きますので弊社までお問い合わせください。きっとあなたのタオル作りの「道しるべ」となるはずです。