今更聞けない? 今治タオルのヒミツの話part2~
2018年10月17日
前回part1では、今治タオルの基本をご紹介させていただきました。今回は、今治タオル本体の特長をピックアップさせていただきます。ブランディングが成功しても、タオル自体が利用者を満足させる物でなければ、ここまで有名になることはなかったはず。たくさんのブランドタオルがあるなかで「今治タオル」というブランドを確立させた秘密や特長はどこにあるのか。Part1・part2を読めば、これであなたも「今治タオル」マスターです!
優れた吸水性
今治タオル第一の特長は、優れた吸水性。水分・汗を素早く吸収してくれるので、お風呂上りの体が濡れた状態でもさらっと吸収し、滑らかな触り心地に感激を覚える方もいるほどです。また通常のタオルは、吸水性を上げるために購入後、使用前に一度洗濯をすることが一般的です。しかし今治タオルは、使用前の洗濯をせずとも使用することができます。実はこれ、今治タオル品質基準の項目に定められており、この吸水性をクリアできなければ「今治タオル」のブランドロゴマークは付けられないというほど徹底している点でもあります。
触り心地の柔らかさ
今治タオル第二の特長は、触り心地最高の柔らかさ。こちらも先述の品質基準に含まれており、柔軟剤を使用して洗わないタオルとしての厳しい審査をクリアしたもののみが「今治タオル」として世に出ることができます。この品質は、part1でご紹介した今治特有の豊潤な水源と、職人の確かな技術によって作り出された結果です。その上質な柔らかさは、デリケートな赤ちゃんの肌に使用しても問題ないほどの仕上がりとなっています。
脱毛率の低さ
今治タオル第三の特長は、脱毛率の低さ。この秘密は、繊維長の長い高品質な綿花を厳選して織りあげている点があげられます。またパイル地・シャーリング地・無撚糸それぞれの個別基準を定めることで、脱毛率の低さを実現しています。
色落ちしにくい
今治タオル第四の特長は、色落ちがしにくい点。こちらもpart1でご紹介した今治の軟水が深く関わっています。重金属の少ない自然の恩恵である軟水はタオルの晒しや染めに非常に適した水質。それに加え、124年受け継がれるタオル職人の染色技術で色落ち・色移りのしにくいタオルが出来上がります。
四国タオル工業組合による厳しい審査基準
「今治タオル」は四国タオル工業組合の地域団体商標です。その高品質・安全性を保つために、「今治タオル」と呼ぶための基準を定めています。項目は12種類。これらの合格基準は一般的な数値よりも高くなっています。この審査基準をクリアして初めて「今治タオル」としての出荷が可能になります。伝統と品質を守るための審査基準は以下の通り。
参考URL:http://itia.or.jp/brand/quality.html
これらの厳しい基準がクリアして出荷されるからこそ、「今治タオル」は使う人に感動を届けてくれるのでしょう。絶対に失敗したくない贈り物やノベルティなら「今治タオル」が断然おすすめ。
Part1、part2と「今治タオル」についてご紹介してきましたが、他にもご不明の点などあれば、お気軽に当社のタオルソムリエへご連絡ください。予算のご都合なども併せて相談いただけましたら、ご予算に合ったタオルをご提案させていただきます。