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オーダータオルについて

オリジナルタオル製作するために、インクの種類や色についてデザインに関するあれこれ…
知っておいてほしい名称や特徴等を簡単にまとめました!

顔料プリントと
染料プリントの違い

顔料プリントとは、インクをタオルの毛足の表面に付着させてデザインを表現する方法、染料プリントとはタオルの毛足に文字通りインクを染み込ませてデザインを表現する方法となります。
それぞれメリットとデメリットがございますので、説明をご覧頂いた上で、どちらが適しているかご判断下さい。

  • 顔料プリント

    硬いインクを使用して生地の表面にだけ色をのせます。 にじみの少ない仕上がりになるので、他の製法と比べ細かい絵柄の再現が可能です。また、他の製法に比べ比較的低コスト、短納期での製作が可能です。無地部分の多い(プリント部分の少ない)デザインに適しています。

    顔料注意点

    「顔料インク」はタオルの毛足の表面にインクを付着させますので、毛をわけると生地の色が見えます。また少し硬めのインクですので、印刷面積が広いと全体的な仕上りが硬く感じられます。「染料インク」に比べ色落ちがし易い為、印刷面積が多いプリントや濃色のプリントには適しておりません。

    ※「染料インク」でも枠ありプリントの対応は可能ですが、「顔料インク」と比べ細かいデザインの再現には適しておりません。

  • 染料プリント

    柔らかいインクを使用して生地の奥まで色を染み込ませます。 手触りの柔らかい仕上がりが特徴で、物販品は殆どがこの製法で生産されます。 濃色で全面プリントを施しても、柔らかい風合いを損ないませんので、着色部分の多い(プリント部分の多い)デザインに適しています。

    染料注意点

    「染料インク」は染まる様なプリント方法で、柔らかい風合いを保てる反面、少しにじんでしまう事があります。それにより細かいデザインの場合はつぶれてしまう事があります。 細い白抜きデザインの場合は特に注意が必要です。全面へのデザイン配置は可能ですが両端上下の縫製部分についてはデザインがにじんだり、かすれたりしてしまう場合があります。

    ※「顔料インク」でも全面プリントの対応は可能ですが、「染料インク」と比べ全体的な手触りが硬くなってしまいます。

プリントの注意点

タオルへのプリントは、製法にもよりますがタオル全体に施す事が出来ます。ただし、一部デザインが綺麗に再現されない部分があります。一般的にタオルを横長に見て、両端が「ヘム」、上下が「ミミ」と呼ばれており、いずれも縫製がされる箇所となります。この部分へのプリントは、にじんだり、インクが混ざって汚れたりします。これはタオルのプリントにおいて避ける事が出来ませんので、出来るだけデザインを配置しない事をお勧めします。

ヘム、ミミのデメリット

色について

オリジナルタオルのプリント色については、デザイン同様お客様のお好みで指定する事が出来ます。
色チップやお手持ちの生地、印刷紙等、様々な方法で指定が可能です。

色の指定

オリジナルタオルのプリント色は、お客様のお好みで調整可能です。
例えばお手元にある生地や印刷した紙を送って頂き、それを基に色を調合する事が出来ます。チームのウェア等をお送り頂ければ、揃いのカラーのタオルを作る事も可能です。また、よりプロフェッショナルな方の場合は「DIC」や「PANTONE」というカラーチップによる指定も可能です。
ただしフルカラープリントの場合は色指定が出来ません。またジャガードタオルの場合は、ほとんどが既製色糸の中から選択して頂く事となります。

プリント色の差異

タオルのプリントは、専用のインクを毎回ご希望色に調色してプリントします。ただし、あくまでタオル生地に対しての印刷となりますので、紙の様な色合わせの精度は望めません。仮に過去に製作した物を同じ色の調合で印刷をしたとしても、その時の湿度、温度により多少の差異が生じます。また、フルカラータオルの場合は、データの通りに印刷致しますが、画面や印刷した紙の色とは差異が生じます。パソコン画面で見た色と家庭用プリンターで印刷した色が異なるのと同じ要領とご理解下さい。

注意が必要な色

タオルのプリントは、プリント後に乾燥加工や洗浄加工が必要です。その為、プリントした時と仕上がった時では色が異なります。それを見越して色の調色を行いますが、いくつか調色が非常に難しい色がございます。代表的なのは「グレー」「ベージュ」「グリーン」「パープル」等です。中でもグレーとベージュは特に難しい色となります。

プリントした段階では指定色に近似に再現されていても、洗浄や乾燥を行った際に色が変化し、指定色とは差異がでてしまう事が多々あります。また、タオルを「竿」にかけて乾燥加工を行いますが、その際竿が熱を持つ為その熱に反応して、部分的に色が変化してしまう「竿焼け」という現象が最も起こりやすいのも、このグレーとベージュとなります。

グレーとベージュに関しては、この様なリスクがございますので、色の変更をお願いする場合がございます。ご了承下さい。

色落ちについて

タオルの色は、程度の差はありますがプリントでもジャガードでも必ず落ちます。ただ、それぞれの製法や色の濃度によって落ち方に差があります。
染料プリントは糸に色を染みこませますが、洗濯を重ねれば色が薄れていきます。
顔料は糸の上にインクを付着させる為、色が薄れるというよりもインクが剥がれて薄く見えるというのが表現としては適切です。いずれも特に濃色の場合にその感じ方が顕著です。
またシャーリングタオルの特性である毛羽落ち(糸の抜け)によっても色が落ちた様に感じます。
最も染色の堅牢性が高いのは薄い色のジャガードとなりますが、昨今の洗濯機の性能や汚れ落ちを追及している洗剤により、いずれの製法を用いても色落ちを防ぐ事は出来ません。

洗濯にご注意

タオルの色落ちについては上記で述べた通りですが、特に色落ちがし易いのは使い始めです。いずれの製法であれ色であれ、必ず色落ちはしますが、特に濃色のタオル(赤、紺、黒等)の洗濯にはご注意下さい。仮に白や薄色の服等と一緒に洗濯してしまいますと、色が移染してしまう場合があります。色に関わらず最初の数回は別に洗濯する事をお勧めします。

デザインについて

デザインができない方、illustratorやPhotoshopなどのソフトをお持ちではない方もお気軽にお問い合わせ下さい。

手書きデザインの場合は、写真を撮ってメール等でお送り頂くか、原紙を郵送でお送り下さい。
難しい場合はお電話でも対応しています。頂いた写真や原稿を基に、弊社デザイナーが仕上がりに近いデザイン案を作成します。

正式なご発注を頂いた場合は、デザイン代は無料となります。
ただし、製作内容が非常に複雑であったり素材の加工が困難な場合、複数回の修正が入った場合やデザイン制作工程でキャンセルとなった場合は、有料とさせて頂く事があります。デザイン内容で費用が発生する場合は、デザイン制作にとりかかる前にお知らせします。

データ制作・入稿についての注意点

各アイテムのデザイン作業のガイドマニュアル「データ制作・入稿についての注意点」を配布しております。
デザイン担当者の方、発注担当者の方は入稿前に一読される事をお勧め致します。
また、お手持ちのプリンタにて出力・保管される事を重ねてお勧め致します。

リピートについて

オリジナルタオルは、一度そのデザインの版や型を製作すると、一定期間内であれば再度の版や型の代金をかけずに再生産する事が出来ます。

版、型の保管期間

プリントタオルの版やジャガードタオルの型は、弊社では最終発注より2年間保管しております。(一部例外商品有り)デザインが全く同様のリピート発注については、保管期間内であれば版、型代は不要となります。また、リピート発注を頂いた段階で更新となります。

リピート時のタオルの色について

リピートの際に前回と同じ色をご指定頂いた場合、過去の履歴より再度色の調色を行います。
ただし、印刷また染色した時の温度や湿度の違いにより、多少の差異が生じます。可能な限り近似な色に調色致しますが、寸分違わぬ仕上りになる事は困難である事をご理解下さい。

オリジナルタオル製作について、ご不明な点がございましたら、
タオル専門アドバイザー「タオルソムリエ」がご相談にのります!

タオルソムリエとは?

タオルにはどんな種類があるのか、種類によって何が違うのか、どのように使い分けたらいいのか。そういったお悩みを聞き、お客様にとって最適なタオル製作をご提案することができる「タオル専門アドバイザー」です。
四国タオル工業組合公認のタオルソムリエ資格試験合格者のみ「タオルソムリエ」として認定されます。

オーダータオル.comの営業担当は全員取得しております。

お悩み・お困りのことがあれば
"タオルソムリエ"にお気軽にご相談ください。

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